ピアスホールを早く完成させたい場合どうしたらよいですか?
ピアスホールを早く完成させるために最も大切なことは、「焦らずに待つ」ということです。
というのも、開けたばかりのピアスホールは、皮膚に無理やり穴を開けた状態であり、言いかえれば傷口と同じです。
この傷口を綺麗に穴として完成させるためには、他の部位の傷が治るのと同様、時間が必要です。
時間がたつと、最初は出血していた傷口にだんだんと薄い皮膚がはってきます。
この時、ピアスをはずして差し替えたりして穴を刺激すると、せっかく完成しかけたピアスホールを傷つけてしまい、また傷口の状態に逆戻りしてしまうということが起こります。
ファーストピアスはホールが完成するまで、はずしてはいけません。
薄い皮膚がだんだんと厚くなり、外部の刺激に耐えられるようになって初めてピアスを交換することができます。
そして、その「待つ」期間ですが、ただ放っておけば良いというものではありません。
傷口に早く皮膚が育つためには、毎日清潔にすることが必要不可欠です。
特に最初のうちは、血液やリンパ液などがじわじわと出てくることもあります。
それを放置するとばい菌が繁殖し、化膿したりとトラブルのもとになります。
トラブルが起こればその分ピアスホールの完成は遅れます。
きちんと消毒し、皮膚とピアスがくっつかないよう適度に回転させることが重要です。
清潔さを保つためにも、最初のピアス選びとしては、耳たぶの厚みよりも前後にある程度の余裕のあるピアスを選ぶ必要があります。
ピアスや留め具が耳たぶにぴったりくっついていると、乾燥しづらく、不潔になりやすいからです。
正しいピアスを選び、毎日きちんとピアスホールの状態を確認し、万が一トラブルが起こってしまった場合は、病院を受診し正しい判断を仰ぎます。
結論としては、ピアスホールを早く完成させるための劇的な近道というものはないと言えます。
地道に毎日状態を把握、管理し、皮膚が育つまできちんと待つことが、ピアスホールの完成を早めてくれる唯一の方法です。